9月2日にリリースされる1st
EP『Daphne』。新潟出身だけに「コシヒカリーモ」とか言っていたけど、ちょっとこのEPのスケールはそれどころではない。音楽的にも、そしてそこに込めたテーマとしても、一定のジャンルで縛るのは到底無理というところに、彼らは早くも到達している。今のリベリオンがやろうとしているのは、もっと普遍的で、もっと大きなロックだ。
『Daphne』はギリシャ神話をモチーフにしているのだけど、そのじつ、そこに刻まれているのはほかならぬリベリオン自身の物語だ。リベリオンがここまでどう戦い、ここからどう戦っていくのか、その自負と決意を刻んだ作品だ。
本人たちは自分たちを「闇属性」とか言って笑っていて、それはある意味そのとおりなんだと思うが、闇のど真ん中にいたとしても、そこに希望や光を見出していく強い意思が今の彼らにはある。それはここまで積み重ねてきた自信の表れでもあるし、バンドとして鍛え上げてきたものに対する信頼の証でもある。
次号、8月29日発売のJAPANでインタヴュー掲載します。写真も初めて撮り下ろしました。