悪霊 −下女の恋−

悪霊 −下女の恋−

音楽ネタではないですが。

下北沢本多劇場でお芝居を観てきました。
作・演出:松尾スズキ、出演:三宅弘城、賀来賢人、平岩 紙、広岡由里子の『悪霊 −下女の恋−』。

1997年初演の作品の再々演。4人(広岡由里子は2役なので5人か)の登場人物が絡まり合って、ひとつの「家族」がゆっくりとぶっ壊れていく様をスリリングに描きつつ、散りばめられたくすぐりを駆使してでそれを毒のある笑いに仕立てていく。よくよく考えるとまったく笑えないけど、だからこそ笑える、松尾さん一流のヤバさが全開の作品でした。松尾スズキの笑いへの執念と哲学、業が深い……。広岡さんの演技がぶっ飛んでいて最高でした。
『悪霊』、本多劇場で9月16日まで、その後大阪、名古屋、山口、福岡を回ります。

写真は今月発売の松尾さん初のかきおろし絵本『気づかいルーシー』。ライトなふりしてこれもいろんな意味で凄みがあるので、ちょっと見てみてください。

そんな松尾スズキの笑いへの執念と哲学が詰め込まれた人気連載「ニャ夢ウェイ」も弊誌で絶賛続いております。現在発売中の10月号、タイトルは「まさかの客」。じわじわ来ます。
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