「RO69JACK 2015」優勝バンド、パノラマパナマタウンを下北沢ERAで観た!
2016.03.18 23:35
ロッキング・オン主催のアマチュアアーティストコンテスト「RO69JACK 2015」の優勝バンド、パノラマパナマタウンが3月2日にリリースした初の全国流通盤『SHINKAICHI』のレコ発イベントを開催。2月10日に同じくミニアルバムをリリースした大阪アメリカ村発の4人組バンド、愛はズボーンとの合同企画を下北沢ERAで行なった。ゲストには、ギャグを織り交ぜたユニークなスタイルで笑いを起こした新感覚ラッパー・岡崎体育が登場。ジャンルの壁を軽々と超えてゆく、新世代ならではの感性が錯綜するスリリングな一夜だった。
パノラマパナマタウンは神戸発の4人組バンド。ガレージロックをはじめ、萌芽期の日本語ヒップホップ、さらに00年代以降の邦楽ロックまで、衝動の赴くままに取り入れて、自分たちのロックとして全力で叩きつけてくる。まだ結成して2年。若いバンドだが、自分たちのかっこよさに1ミリも疑いを感じていないような不敵なパフォーマンスに痺れた。そのギラギラした佇まいには、何の根拠もないけれど、彼らはきっとスゴいバンドに進化すると、底知れないポテンシャルを感じさせてしまう説得力があるのだ。
ちなみに、パノラマパナマタウンというバンド名。関西の先輩バンドでもある、愛はズボーンには「噛んで言えない」とネタにされてたけど、略してパノパナと言います。このかっこよさは知らないと損。絶対に覚えておいたほうがいいバンドだと思う。(秦理絵)