片平里菜、すべてのメロディが味わい深いツアーファイナル

片平里菜、すべてのメロディが味わい深いツアーファイナル

セカンドアルバム『最高の仕打ち』が大きな評価を得ている、片平里菜の全国10公演ツアーファイナルを観た。キャリア最大規模のZepp DiverCity。つくづく、素晴らしいソングライターである。もどかしさ、やり切れなさが練り込まれたメロディで、強さの裏側にある弱さや健気さまでを伝えてくる。

彼女のベーシックスタイルはギターの弾き語りだが、ハンドマイクでヴォーカルに専念したときのソウルフルなパワーにも驚かされた。猛者ぞろいの辣腕バンドをぐいぐいと牽引してしまう手応えだ。そして、故郷・福島で「東北ライブハウス大作戦」に触発された側としての視点で紡ぐロックソング。確かに時代が動いている感覚に、泣きそうになる。

後日アップのライヴレポートに、詳しく書きます。なお、開演前の影アナには、故郷から駆けつけたご両親が登場するというサプライズもあり。ナイス企画である。これもある意味、最高の仕打ち。(小池宏和)
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