3月から続いた「The World's On Fire」ツアーをでっかく締め括る、幕張メッセ／ポートメッセなごや／インテックス大阪の追加公演＝幕張2日目。
ライブハウスだろうと2万5千人の大会場だろうと衝動と歓喜で激震させるMAN WITH A MISSIONのハイエナジーな爆発力は一点の曇りもないのだが、この日のライブでは巨大なホールの一面を丸々使ったステージ＆スクリーンの演出越しに、これまでマンウィズが繰り広げてきたエモーショナルな音楽世界をより壮大でリアルな「今」のメッセージへと編み上げてみせるような、アグレッシブな挑戦精神に満ちたロックアクトを見せてくれた。

ラウドロック極限炸裂のようなサウンドも、ハイブリッド＆インダストリアルな質感のビート感も、センチメントとロマンに満ちたメロディも含め、僕らの心を突き動かしてやまないのは、マンウィズの楽曲と世界観が一貫してストイックなまでのロック理想主義に裏打ちされているからだ。
アルバムタイトル通り「On Fire」な世界の状況に触れつつ、「理想と現実がかけ離れていないことを見せつけてやりましょう！」と呼びかけるジャン・ケン・ジョニーの姿は紛れもなく、2016年という時代と向き合うロックアイコンそのものだった。

まだツアーは11月まで続くので演奏曲目の記述は最小限に留めつつ、近日中UPでライブレポート書きます！（高橋智樹）