「みんなで築き上げた5年間の軌跡」をテーマにしたという武道館ワンマン2デイズ「Eir Aoi 5th Anniversary Special Live 2016 ～LAST BLUE～ at 日本武道館」。

短めのMCが一度入ったものの全21曲を披露した本編はほぼぶっ通し。休む間もなく歌声を奮わせていく様子は「歌を通してみんなと繋がれたから感謝の気持ちは歌で返そう」という気持ちが表れていたし、例えそこに言葉がなくても、ステージと客席は太い絆で結ばれていた。しかしアンコールで、涙をこぼしながら、不器用さを隠さず感謝を伝えたのも彼女なりの誠意だったように思う。このまっすぐさこそが私たちが藍井エイルというシンガーに惹かれ続けた大きな理由の一つなのだと、噛みしめるように実感してしまった。

「どんなに離れてたって私たちはいつだって繋がってるぞ！」と彼女は叫んだ。確かにその通りだとは思うんだけど、だからこそ、またあの笑顔で帰ってきてくれる日を待たずにはいられない。募る想いは後日公開のライブレポートにて、改めて執筆させていただきます。（蜂須賀ちなみ）