フー・ファイターズ@メルボルーン、2時間45分の強烈体験!

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ただひたすら圧倒的なライヴだった。
セットリストを観てもらえばわかるように、人気曲の乱発なんで、会場がクールダウンすることは1秒たりともないし、アリーナ席のど真ん中まで続く花道に、途中、浮かび上がってきたセカンド・ステージなど、仕掛けもストーンズなみに大掛かりなんで、3時間近くあるセットもまったく中だるみしない。
バンドの状態も最高峰と言えるほど演奏はタイトだし、ステージ上のケミストリーも抜群。
テイラー、ネイト、パット、クリスといったコア・メンバーはもちろんのこと、最近はライヴの大切な要となっているラミ・ジャフィーも見せ場があって、これまで観てきたフーファイのライヴの中でも、バンドとしての一体感がもっとも感じられたりした。
内容も充実で、70年代のハードロック組曲かのようにこってり長くアレンジされたMONKEY WRENCHやBEST OF
YOU、さらにSKIN AND BONES、WHEELSなどの弾き語り、怒涛のカヴァー大会、しかもメドレー形式ではなく、キッス、フェイシズ、AC/DC、クイーンの有名曲をそのままそっくりカヴァーするという徹底ぶりなど、家でレコーディングを聴いては絶対にわかるわけがないバンドの魅力をたっぷり発揮。
途中、ステージに呼ばれたカップルがその場でプロポーズという、ナイスガイ・デイヴらしい、憎い演出もあったし。
さらに、5.5万人による絶えることのない大合唱。
どうやらフーファイがこれまでライヴをやった最大級の屋内会場だったらしいんだけど(恐らく東京ドームよりもデカいような)、その隅々まで埋め尽くされたファンの熱狂も感動的なほど強烈だった。
とにかく凄かったし、これぞロック・ショウ。
フー・ファイターズが現在この世にいる最高にマッシヴなロック・バンドであることを嫌というほど思い知らされました。

詳しくは4月1日発売のロッキング・オン5月号でみっちりレポートさせてもらうので、楽しみにしてください。
いやあ、フジロックが待ち遠しい。(内田亮)
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