JBの半生がジェットコースターみたいに描かれる映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』、今日公開された。なぜJBはいつもあんなにキレッキレだったのか、なぜ彼はファンクを生み出さねばらならなかったのか、そんな素朴な疑問がエンターティメントとして伝わってくる作品で、ファンも初めて出会う人も楽しめる。
リトル・リチャードのライヴの休憩中にステージに飛び入りする名シーン。“CALDONIA”。むちゃくちゃかっこいい!
12年前、JB本人と契約された本作は、一時白紙となり、ミック・ジャガーがプロデューサーを務めることで実現したという。
6/1発売のRO7月号の中村明美さんの「コレポン通信」では、ミックがプロデューサーとしていかに最高だったか、という監督談や、ミック自身の発言も掲載。当時上り調子だったストーンズの前座をJBやることになったT.A.M.Iショーのエピソードは映画にも登場するが、その時のミック自身の思い出話しも楽しい。
松村雄策さんのROCKIN'ON REVIEWも、今月はこのジェームス・ブラウンがテーマです。
それにしてもド迫力のパフォーマンスを演じた主演のチャドウィック・ボーズマン、すごい! マネージャー役のダン・エクロイドも名演でした。(井上貴子)