ジミー・ペイジ、試聴会に登場! 「黙って、秘密にしなきゃならないのが大変だった」とリマスター最終章の内容を嬉しそうに語った‼@豊洲PIT

ジミー・ペイジ、試聴会に登場! 「黙って、秘密にしなきゃならないのが大変だった」とリマスター最終章の内容を嬉しそうに語った‼@豊洲PIT
うわ、カッコいいー! 「ワン・ダイレクションが来たのかと思うくらいの歓声にびっくりした」と冗談を言いながら、御大登場! 長身に黒づくめの上下にサングラス、この無敵のギター・ヒーローっぷりにどよめくのも無理はないでしょ。

というわけで、7月31日(金)に世界同時発売される、レッド・ツェッペリンのリマスター・シリーズの最終章3作のプレミアム試聴会・東京編に行ってきた。

ホスト&MCの伊藤政則さんに招きいれられ、予定通り本人も現れた!

ジミー・ペイジ、試聴会に登場! 「黙って、秘密にしなきゃならないのが大変だった」とリマスター最終章の内容を嬉しそうに語った‼@豊洲PIT

まずは、ジミー・ペイジ自らがセレクションしたコンパニオン・オーディオ音源10曲を、爆音で試聴。
ラフ・ミックスが多いせいもあるが、どの曲もすごく生々しくダイナミック、
目をつむって聴くと、すぐそこでバンドが演奏しているみたいな雰囲気に興奮。
しかも、今回初披露される曲もあるわけで! 

約1時間弱の試聴が終わり、余韻も冷めやらぬうち、本人が登場。最初に1分間の撮影タイムを設けてくれた。

30分のトークは、本当に楽しそうに、愛おしそうに、曲やバンドについて話し始めると止まらない感じが印象的だった。

実は、最初の3枚のリマスター・シリーズの時から、最後の『コーダ』のコンパニオン・オーディオを2枚にして、入れる曲まですべて見えていて、「その作業は大変ではなかった」という。
ブックレットだけ、その時期その時期で資料を集めて作っていたそうだ。

ただ、今回すべてが終わるまで、「黙って、秘密にしなきゃならないのが辛かった」そうだ。
いやあ、むちゃくちゃ喋りたかっただろうなあ。
それほど今回のコンパニオン・オーディオの内容は、素晴らしいのだから。

そのひとつの目玉でもある未発表曲“ポッド”(『プレゼンス』収録)、
ピアノを主体としたとても美しい楽曲で、なぜこれがどのアルバムにも入っていないのか、大きな謎だった。
『プレゼンス』がギターアルバムだったので、合わなかったのではないか?とも思われたが、
ジミー・ペイジ自身の口から答えを聞くことができた。

「ロバート・プラントが他の曲の歌詞を書いていて、この曲までいかなかった。だから完成に至らなかった」
のだそう。

「だた、この曲を入れることで、ツェッペリンというバンドの幅広さが証明された」
のだとも。今回、発表できたことがとても嬉しそうだった。

そんな曲は他にもいっぱいあって、“フレンズ”(ペイジとロバート・プラントが72年にボンベイを訪れ、現地の民族音楽を演奏するオーケストラと共演した未発表ヴァージョン/『コーダ』収録)のエピソードも面白かった。

ジミー・ペイジは、このリマスターという集大成でもってレッド・ツェッペリンというバンドの活動を祝福したかった、と語った。
しかしそれはツェッペリンを「永遠のバンド」として伝説化したいわけではなく、
むしろ実験と進化を常に続けてきた、いかにダイナミックな運動体であったのか、
もっともっとみんなの知らないのびしろや、未知なる可能性を持っていたバンドだったのかを
リスナーに伝えたかったのだと、今日の試聴会で改めて感じた。

書きたいことはいっぱいあるが、
ペイジ本人によるアルバムや曲解説インタヴューや、ロンドンで行われた先行試聴会のレポートが次号8月1日ロッキング・オンに詳しく載っているのでぜひ読んでほしい。

試聴会は7月30日(木)、大阪で開催。当選者のみなさん、お楽しみに。
その10曲については明日、詳しく書きます。(井上貴子)

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