サンダーキャットの来日公演は今日から!! なぜ、こんなにはまるのか?を再検証してみた
2017.04.27 14:15
この春、はまりっぱなし!という人も多いはず。ニュー・アルバム『Drunk』をひっさげたサンダーキャットの来日ツアーが、ついに今日東京、恵比寿リキッドルームを皮切りにスタート!
とはいえチケットはほぼ完売(明日28日、名古屋BLUE NOTE1stステージのみ僅かに席があるようなのでお早めに)で、泣く泣く諦めざるをえなかった人もたくさんいるわけで、そんな方に朗報↓
リキッドルームにて18時~19時30分の開演時間までグッズが販売され、チケットを入手できなかったファンも購入可能だそう。頑張ってゲットしてください! 詳細はこちら。
http://www.beatink.com/Labels/Brainfeeder/Thundercat/BRC-542/
それにしても、なぜこんなにサンダーキャットにはまるのか……?
発売から2ヶ月経って改めて思うのは、
超絶テクと最新鋭のサウンドフォーマットに驚き、酔いしれながらも、
妙に日本人のツボにはまる叙情性や、奇妙な私小説的な風景の面白さが、歌詞やメロディから感じられることも大きい。
まずあの、アポカリプス・ナウ(『地獄の黙示録』)のオマージュであるジャケットで見る者に恐怖感をたきつけ、
超人技のものすごいベースを繰り広げたあとに、
たとえば“Uh Uh”では、「猫になれたらいいのになあ。ニャーニャー」なんて歌ってしまう。
スピッツか!?(“猫になりたい”)と思わず個人的なつっこみを入れてしまったが、なんというか、北斎漫画のような感覚に近いのだ。
超絶技法で描かれたユーモアは、人間への強烈な風刺と大きな可能性に溢れている。
“Tokyo”の歌詞は、カラフルでハイブリットなサウンドにのせて、
魚を食べすぎて気持ち悪くなるかも
アニメにお金を使い果たしちゃうかも
戦闘力9000以上(byベジータ)だから俺を止めても無駄だ
とか
子供の頃、歯医者に行った時
ドラゴンボールのブレスレットおもちゃをもらった
悟空が俺をこんな風に変えてたんだ
と歌われ話題となった。
先週末と今週末の2週に渡って開催されているコーチェラ・フェスティバルでは、“Show You The Way”に参加したマイケル・マクドナルドが登場し、この曲はもちろんマイケル・マクドナルド&ケニー・ロギンスのコンビが生んだ80年代の代表名曲“What a Fool Believes”を披露。Pitchforkで取り上げられているので、予習にどうぞ!(井上貴子)
http://pitchfork.com/news/72896-coachella-2017-watch-thundercat-and-michael-mcdonald-play-show-you-the-way-what-a-fool-believes/
マイケル・マクドナルド&ケニー・ロギンスをフューチャーした“Show You The Way”はこちら。
%http://www.youtube.com/watch?v=62EmHhZSjEI%
ケンドリック・ラマーをフューチャーした“Walk On By”
「今週の一枚」レヴューはこちら↓
http://ro69.jp/blog/ro69plus/156722