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    バレンタイン・デーのプレゼントは、ボブ・ディランの愛と詞を……。ラブ・ソング集『メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ』と、日めくりカレンダーが素晴らしい

    バレンタイン・デーのプレゼントは、ボブ・ディランの愛と詞を……。ラブ・ソング集『メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ』と、日めくりカレンダーが素晴らしい
    バレンタイン・デーのプレゼントは、ボブ・ディランの愛と詞を……。ラブ・ソング集『メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ』と、日めくりカレンダーが素晴らしい
    “メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ”が主題歌として流れる映画『七つの会議』が、週末に公開された。
    まだ映画は観ていないのだが、疲弊し信じることができなくなった心を、無償の愛で包み癒したいと願うこの歌は、映画の物語の主人公に寄り添うのはもちろんのこと、この時代にとても求められているのではないかと思う。

    ビリー・ジョエルのカバーで広く知られるが、他にもアデル、エド・シーラン、ブライアン・フェリー、ガース・ブルックス、ケリー・クラークソン、ニール・ダイアモンド、ティモシー・シュミットなど多くのアーティストによってカバーされているそうだ。色々聞き比べてみたくなった。

    また、これを機に日本独自で編集したラブ・ソング集がとても面白い。
    “メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ”とは違った、一筋縄ではいかない色々なタイプのラブ・ソングが収められているのだが、こういう切り口のアルバムはこれまでなかったので新鮮。

    個人的には、日めくり・リリックカレンダー(対訳:中川五郎)とセットにして、バレンタイン・デーのプレゼントとしてぜひともお勧めしたい。

    カレンダーを自宅に飾っているのだが、とても簡潔な言葉で、真実だけが語られているので、
    日々のあれこれがろ過されるような、毎日心が洗われる思いがする。

    たとえば1月26日は、

    きみがこれまで一度もくれなかったものを
    ほしがっているわけじゃないんだ
    (“出ていくのなら”)


    1月27日は、

    すべてはうまいくよと
    わたしに言ってくれる人たちがいる
    でも「うまくいく」とは
    そもそもどういう意味なのか
    わたしにはよくわからな
    (“トライン・トゥ・ゲット・トゥ・ヘヴィン”)


    1月30日は、

    真実は曖昧で
    あまりにも深遠で高潔すぎるから
    それを抱えて生きたりすれば
    人は爆発せざるを得なくなる
    (“ホェア・アー・ユー・トゥナイト”)


    そして映画公開日の2月1日は、“メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ”だった。

    きみのためにわたしは地の果てまでも行くよ
    きみにわたしのこの愛を感じとってもらうために


    こちらがカレンダーの開封動画↓
    http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/info/502083
    購入はこちらから↓
    https://www.sonymusicshop.jp/goods/bobdylan/

    バレンタイン・デーのプレゼントは、ボブ・ディランの愛と詞を……。ラブ・ソング集『メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ』と、日めくりカレンダーが素晴らしい
    2月27日には、『メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ』のアナログEPとして、ブルー・ヴァイナル盤が限定リリースされる。“メイク・ユー~”のライブ盤に加え、B面には“おれはさびしくなるよ”(『血の轍』)、“ ロング・アンド・ウェイステッド・イヤーズ”(『テンペスト』)を収録。(井上貴子)
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