今年のフジで一番と言っていいくらい観るのを楽しみにしてたアクトだったが、見事に期待に応えてくれた。
ウー・ライフとは、結局のところ、マンチェの路上から発せられた4人のガキの怒りであり、叫び声であり、独自の神に向けられた賛美歌なのだ。
その神は、今日のレッド・マーキーにかなり近いとこまで降りてきていた。終盤に近づくにつれて、そう確信できるライヴだった。
演奏も歌い方もワンパターンだし、何言ってるか分からないという謗りももちろんあるだろう。実際、MCでも判別不能部分はあまりにも多かった。でも、そういう問題じゃないんだと思う、きっと。
あ、でも盛り上がったわりには誰も上半身裸にならなかった。ロンドンでもニューヨークでも脱いでたのに。さすがに寒かったんじゃないか、フジは。(松村)