ジャックス・マネキン、3年ぶりのアルバム

ジャックス・マネキン、3年ぶりのアルバム

元サムシング・コーポレイトのフロントマン、アンドリューによるソロ・プロジェクト、ジャックス・マネキン。
彼の3年ぶりのサード・アルバム『ピープル・アンド・シングス』がとてもいい。

アンドリューは元々サムシング・コーポレイトという、ピアノをフィーチャーした・エモ・バンドのフロントマンだったのだが、バンドの活動休止後、急性白血病との闘病で有名になった。3年前のアルバム『グラス・パッセンジャー』は、その経験を大きなテーマにした作品で、全米8位の成績を残した。でも、「病から生還した感動のドラマ」を作品にも期待されて、本当はプレッシャーが重かったらしい。

今回のアルバムを聴くと、そういう彼自身が辿ってきた心の旅が、よくわかる気がする。で、周りの期待とか、こうあるべき自分とか、そういうぐちゃぐちゃしたものをもう一回全部整理して、作ったアルバム。だから、さらっと「ヘイヘイヘイ 僕らはみんな死ぬんだ」とか歌っていたりする。だって別に、本当にみんな、死ぬわけだし。そういうことだろう。

と、思っていたら、11月16日に来日ライヴがあるようです。ぜひ観たい。詳細はこちらで。(http://wmg.jp/artist/jmannequin/news_36904.html) (松村)
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