キラーズ×ヘルツォーク??

キラーズ×ヘルツォーク??

これまでもアーケイド・ファイア×テリー・ギリアムやマイ・モーニング・ジャケット×トッド・へインズ、ジャック・ホワイト×ゲイリー・オールドマンなど、面白い組み合わせを実現してきた「AMERICAN EXPRESS UNSTAGED」。
気鋭映像家が撮りおろしたアーティストのライヴを生中継するというこの企画だが、すでにニュースでも紹介したように(http://ro69.jp/news/detail/72819)、シリーズ最新作となるのがキラーズの新作『バトル・ボーン』の発売日(9月19日)に、そのライヴをヴェルナー・ヘルツォークが撮る、というもの。
この組み合わせ、恐らく、これまでの中でももっともヘンテコと言えるのではないだろうか?
最近は『グリズリーマン』や『世界最古の洞窟壁画3D』などのドキュメンタリー映画が目立つニュー・ジャーマン・シネマを代表する巨匠だが、キラーズとの接点がまるで思い浮かばないのだ。
特に今回の『バトル・ボーン』は、まさに由緒正しいアリーナ・ロックとでもいうか、目指しているところがヘルツォークの作品とまるで違うように思えるから。
とにもかくにも、そのケミストリーは非常に気になる。

あと、アメリカでは爆発的にヒットすること必至、キラー・チューン満載の『バトル・ボーン』により、キラーズがどれだけ巨大な存在になるのかも見守っていきたい。
同じくニュー・ジャーマン・シネマの巨匠、ヴィム・ヴェンダーズと組んでいたU2の領域に達するのもそう遠くはないのでは。
いや、本当に。
そう思えるほど、すごいアルバムが完成したと思っています。(内田亮)
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