2012年11月13日付けの医療ガバナンス学会からの報告に、福島県いわき市の「ときわ会常磐病院」でのホールボディーカウンター検査の結果が記載されている(http://www.tokiwa.or.jp/hallbodyanswer.html )。
2012年4月1日から9月30日までの検査の中で、16歳以上の509名については検出限界(220~250Bq/body程度)以上だったのは18名(3.5%)、そして15歳以下の4062名については検出限界以上はわずか1名(11歳男性)で、10Bq/kg以上の値を示す方はゼロ。
検査を受けた多くの方が子供たちなのは、もちろんそちらを優先して欲しいという地元の要望が多かったため。今後、大人の検査も進めなければならないが、総じて低い数値に留まっているといえるレベルになっており、現地では安堵の気持ちも広がっているという。
いわき市ではときわ会常磐病院の検査に加え、いわき市が独自に行っている共立病院での検査も進んでおり(http://www.city.iwaki.fukushima.jp/topics/014295.html )、こちらの調査でも、不検出の方が先行調査で90.6%、本格調査で97.2%という数値が記録されるなど、内部被曝が制御されていることが明らかになっている。
写真は内部被曝の実態について取材を行なった『SIGHT』6月発売の52号。詳細はこちらのURLを。ネットでのお申し込みも出来ます。
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(小池清彦)