彼らの音楽は、高度に研ぎ澄まされた進化形バイオレンス・ロックで、
一見闇雲なようでいて、シャウトや効果音のひとつひとつにまで、
大声で叫ぶ、大きな音で浴びる時の快感のツボが周到に仕込まれている。
だからこそ、フェスではどこに行っても大人気だし、
海外ツアーが好評なのもそういうことなんだと思う。
最早、完成された躁状態とも言える約一時間。物理的にも、全身痺れっ放し。
こんなに安心して身を任せられる轟音も、そうそうありません。
因みに、今日ハヤシが叫んだ「トイス!」の回数は14回でした。「ありがトイス!」というのも含んでますが。(小池清彦)