洋楽シーンに起きている、この時代の変化とは何なのか

洋楽シーンに起きている、この時代の変化とは何なのか

 巻頭特集のリードでも短く簡潔に書いたが、本当にいつの間にかサササッとロック/ポップ・シーンは変わったのだ。
00年代の終盤あたりから2010年代にかけて、きわめてスムーズに、ある意味みんな平等に、新しいあり方へとアップデートしたのだ。
不思議といえば不思議だが、そういうことが起きたのである。
 
年が若いとか老いているとかは関係ない。
ポール・マッカートニーやニール・ヤングもその時期にあり方が更新された。
インディーとかメジャーとかも関係ない。まとめて自動更新されてしまったのだ。
 
それが何なのかと言えば、つまり一旦すべてが相対化されたのだ。
ロックのレジェンドも知る人ぞ知るインディー・アーティストも、
歴史ある大手レコード会社も新興インディー・レーベルも、
すべてがネットとスマホによってメガバイト単位の等価なコンテンツの一つとして相対化されたのである。
そして、相対化されたそれらのコンテンツを位置付け直すのは個々のユーザーの手に委ねられた。
その自由。その清々しさ。
それが今のポップ/ロック・シーンの活気なのだ。
それを僕は本当に素晴らしいと思うのだ。
 
明らかに今の方がポール・マッカートニーの来日を若い世代は身近に感じながら祝福することができるし、
明らかに今の方がオールド世代がテイラー・スウィフトの来日に興味本位ででも覗き見して近づくことができる。
調子に乗りすぎたU2のiTunes勝手にダウンロード事件みたいなこともあったにはあったが。
 
まあ時代の分析はこれぐらいにして、そうした時代の変化に伴って音楽自体が面白くなってきたことが嬉しい。
まずは特集を読んでみてほしい。山崎洋一郎
(編集後記より)








というわけで、明日発売のロッキング・オンでは新世代シーンの本質をくっきりと見渡せる
大特集を組んでいます。

ぜひ書店でチェックしてみてください。
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