新作リリースも決まったデヴィッド・ボウイのBOXセット『FIVE YEARS』をじーっくりと聴き込んだ

新作リリースも決まったデヴィッド・ボウイのBOXセット『FIVE YEARS』をじーっくりと聴き込んだ

今日は、ようやく発売になったデヴィッド・ボウイのBOXセット『ファイヴ・イヤーズ 1969-1973』をじっくり聴いています。

まずは新たにデジタル・リマスタリングされたサウンドをチェック。
そしてチェックのつもりが、最近あまり聴いてなかった初期のアルバムを真剣に聴きこんでしまう。
まあ、BOXセットとかデジタル・リマスタリング再発ものにはありがちな展開ですな。

一言で言っちゃって申し訳ないですが、この2015年リマスターのサウンドは素晴らしい。
繊細かつ大胆な初期ボウイの音像をていねいに鮮度アップさせています。合格!

ところが! アルバム『スペイス・オディティー』、『世界を売った男』『ハンキー・ドリー』まではふむふむと感心しながら没頭して聴いていたのだが、
『ジギー・スターダスト』で壁にぶち当たってしまった。
違いが感じられない! 耳馴染んだいつもの音と、どこが違うのかわからない!
俺の耳もそろそろ劣化し始めたのか、それとも感性の衰えか、やはり歳には勝てない…
とうろたえたのですが、
『ジギー・スターダスト』は2012年のリマスターされたバージョンのままでした。
焦ったー。よかった…(ちゃんと資料を頭に入れとけよ)。
その代わりに『ジギー・スターダスト』は2003年のケン・スコット・ミックスのバージョンのディスクも付いています。
これはいまいちでしたけど。

アルバムとしては『ピンナップス』まで7作、あとは『ライヴ・サンタ・モニカ ‘72』とシングル・モノ・バージョンなどが収められた編集盤『リコール1』
(モノラルで聴くボウイがこれまたまったく趣が変わって、オールディーズを聴くようなスタンダード感に浸れる!)
まですべて聴き通した日曜日の昼下がりでした。
いやあ、ボウイは素晴らしい! ほんとにこの一言です。

僕は、このBOXセットの時期よりもっと後の、アルバム『ステイション・トゥ・ステイション』『ロウ』『ヒーローズ』あたりの中期ボウイからリアルタイムで聴いていたので、
親しみも思い入れもその頃の作品に対しての方が強かったのですが、
今日で追いつきました。


そして、どうやらニュー・アルバム『Blackstar』が出るようですね。
ニューヨークのジャズ・ミュージシャンらとレコーディングされたようです。
楽しみ。
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