超若手としては異例の10ページを割いたこの記事で僕が言いたいことは2つだ。
1つは、この『FIZZY POP SYNDROME』というアルバムは、トレンドやバズや消耗品としてではない本物のポップとロックの力を見せつける最強の作品であるということ。
もう1つは、ここまでのアルバムを作った秋山黄色は次の世代の音楽シーンを切り開く新たなヒーローであることはもはや間違いないということだ。
一曲目の“LIE on”と、ラスト曲の“PAINKILLER”を聴けば、黄色が今の世代には珍しく過剰な音圧でエレキギターをかき鳴らす破格のロックアーティストであることは明白で、“サーチライト”、“夢の礫”、“アイデンティティ”の3曲のタイアップ曲を聴けば黄色が今のエンタメ界のコンテンツメイカーとしても十二分に強力なのは明白で、“Bottoms call”、“宮の橋アンダーセッション”、“ゴミステーションブルース”のリアルすぎる3曲を聴けば黄色がこのクソのような国のあらゆるクソのような都市・郊外での生活と繋がり続けているハードコアなソングライターであることは明白だ。
誰かが選んだプレイリストや、バイラルチャートのミックスリストも別にいらない、しばらくはこのアルバムさえあればいい、そう思わせてくれるライフライン・ミュージック、それが『FIZZY POP SYNDROME』だ。
ロングインタビューで黄色の本音に迫った。
次号のJAPAN、是非チェックしてください。(山崎洋一郎)
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秋山黄色にインタビューしました! 次号ロッキング・オン・ジャパンで10ページで展開!
2021.02.24 17:30