昨年4月にリリースされたデビュー・アルバム『ヒューマニック』が、ここ日本で大きな反響を集めてきたデンマークの実力派新鋭、H.E.R.O.の来日公演が、いよいよ間近に迫ってきた。
昨年4月度の国内ラジオ・オンエア・チャートの洋楽部門において、新人ながら4週連続で首位を独占するという快挙を成し遂げている彼ら。
2018年11月には北欧のバンドを集めてのショウケース・ライブのため初来日し、2019年1月にはスラッシュの来日公演のサポート・アクトにも起用されているが、単独での来日公演は今回が初ということになる。
年明け早々に配信開始となったニュー・シングル、“Avalanche”も、まさにライブにおける起爆剤となりそうな疾走感を伴うナンバーで、改めてこのバンドの曲作りのスキルの高さを実感させられる。しかも1月31日に大阪、2月1日には東京で行なわれる今回の公演では、この曲以外にも最新楽曲を楽しめるかもしれない。
というのも、すでに彼らは第二作を完成させており、その発売日も4月1日に決定しているのだ。『バッド・ブラッド』と銘打たれたこの作品の詳細についてはまた改めてお伝えしたいところだが、持ち前のキャッチーさ、メロディの良さを際立たせつつも、ハード・エッジな側面にも磨きのかかった内容になっており、確実な進化がうかがえるもの。
これまでH.E.R.O.の名前を知らずに来た人たちにも是非注目して欲しいところだ。
また、今回の来日公演時には、開演前に会場にて『バッド・ブラッド』を予約すると、両公演とも抽選で50名が終演後に行なわれるバンドとの写真撮影会に参加できるというスペシャルな企画も実施されるとのこと。このチャンスは、逃したくないところだ。
https://www.sonymusic.co.jp/artist/HERO/info/514486
とはいえ、もちろん何よりも注目すべきは今回のライブそのものだ。H.E.R.O.はベーシスト不在のトリオ編成によるグループだが、今回の来日公演では、同じデンマーク出身の大先輩、MEWのヨハン・ウォーラート(一時は同バンドを離脱していたが、すでに復帰)が起用されることになっている。
メンバーたちがかねてから懇意にしてきたというヨハンは、新作のレコーディングにも参加しているとのことで、双方のコンビネーションについては何の心配も無用だ。
なお、そのMEWは、2ndアルバム『アンド・ザ・グラス・ハンデッド・カイツ』のリリース15周年記念ツアーでの日本帰還が、この6月に決まっている。こちらにも注目したいところだ。(増田勇一)
●来日公演情報
H.E.R.O.
【大阪】
1月31日(金)@大阪・心斎橋SOMA
OPEN 18:00 / START 19:00
チケット:¥7,000-(税込/All standing/1Drink別)
【東京】
2月1日(土)@東京・代官山SPACE ODD
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット ¥7,000-(税込/All standing/1Drink別)
INFO:クリエイティブマン(03-3499-6669)
企画・制作・招聘:クリエイティブマンプロダクション
協力:Sony Music Japan International
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