オーストラリアから登場し、キャッチーな楽曲とチャーミングな存在感でたちまち世界中のインディリスナーを魅了したステラ・ドネリー。女性が社会的にどのような立場に置かれているかを訴える歌詞が注目されたことに象徴されるように、鋭いメッセージ性を持ちつつもあくまで等身大であることが彼女の際立った点だろう。キュートな存在感を炸裂させた19年のフジロックでのステージも記憶に新しい。
そんなドネリーの3年半ぶりとなるセカンドアルバム『フラッド』は、パンデミックによってオーストラリアの熱帯雨林近くに留まったことの影響を受け、ぐっとパーソナルで内省的な作品に仕上がった。ピアノを中心に作曲された楽曲群は深く自身の内面を探り、バラードだけでなくノリのいいインディポップナンバーもまた、感情的な奥ゆきを獲得している。
そんな真っ当な進化作となる『フラッド』について聞いたインタビューが、ロッキング・オン9月号に掲載される。アルバムが生まれた背景について様々な角度から語ってくれたので、ぜひチェックしていただきたい。新世代のインディスターの冒険は、まだ始まったばかりだ。(木津毅)
ステラ・ドネリーのインタビューは明日8月5日(金)発売のロッキング・オン9月号に掲載します
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