そして本作である。マイク・スキナー=ストリーツの因果関係を整理し、セルフ・プロデュースのギミックを廃し、ロバート・ワイアットとの邂逅をも経て生まれた本作において、歌われているのは前作と真逆の極端に普遍的な人生である。彼の手法を継承したリリー・アレンやジェイミーTが歌う等身大のセルフ・ライフストーリーとも全く異なるそれは、誰のものでもあり、同時に誰のものでもない、哲学的なまでの普遍性である。凄いとこにきちゃったな。(粉川しの)
極端から極端へ
ザ・ストリーツ『エヴリシング・イズ・ボロウド』
2008年11月26日発売
2008年11月26日発売
ALBUM
そして本作である。マイク・スキナー=ストリーツの因果関係を整理し、セルフ・プロデュースのギミックを廃し、ロバート・ワイアットとの邂逅をも経て生まれた本作において、歌われているのは前作と真逆の極端に普遍的な人生である。彼の手法を継承したリリー・アレンやジェイミーTが歌う等身大のセルフ・ライフストーリーとも全く異なるそれは、誰のものでもあり、同時に誰のものでもない、哲学的なまでの普遍性である。凄いとこにきちゃったな。(粉川しの)