即完の全国ツアー「BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR」、そして大成功を収めた5月の横浜アリーナでのワンマン以降も、セントチヒロ・チッチとアイナ・ジ・エンドのソロ作発表、アユニ・Dのバンド形態によるソロプロジェクトPEDROの始動と、話題に事欠かないBiSH。現在はホールツアーの最中で、年末にはBiSH史上最大の2万人規模の単独ワンマンも決定しているところでリリースされるのが、今回のシングル。タイトル曲は、ゲームソフトのオープニングテーマとなっているが、《まだ見ぬ光たち、その夢の先まで》とノンストップで走り続け、《愛を証明しよう》と叫ぶ歌はBiSHの姿と重なる。ストリングスがメロディを先導するドラマティックなサウンドと、強いサビがアンセミックで、ライブで大きく響きわたる曲だろう。また、もう1曲“S・H・i・T”は、走り続けるBiSHをよりリアルに、シニカルさも泥臭さもこんがらがったまま描いたロックチューンで、アユニ・D作詞曲。スタートから3年、改めて、《ここが居場所さ》と放つ歌は、頼もしいほどパワフルだ。（吉羽さおり）