本当の等身大

PEDRO『東京』
発売中
SINGLE
PEDRO 東京
このシングル『東京』をリリース後、ロックバンド・PEDROは武道館のステージに立った。BiSHのメンバーのソロプロジェクトとして始まって3年。アユニ・Dの変化は言わずもがなだが、それだけで武道館には辿り着けなかっただろう。この記念すべきステージは、3人がバンドとして勝ち取ったものだ。あの田渕ひさ子がメンバーに?なんて話題になっていたのも懐かしい。今作では、“日常”の作曲を田渕が手掛けているが、それも今や自然な選択だったに違いない。

武道館ライブのタイトル「生活と記憶」からもわかるように、とにかくアユニが一生懸命だった結成当初とは違い、今のPEDROは3人で足並みを揃え、地に足をつけて生きている。だから、いつもの日々と重ねてきた記憶を肯定し、背伸びはしなくていい。でも、猫背はちょっと直す。今作は、そんなアユニの気持ちをそのままバンドサウンドに乗せた清々しい作品だ。《何もない人生より何かあるほうがいいから/恥ずかしがることなんて 何もない/大丈夫さ きっと》(“東京”)と、すっかり背中を押す立場になっているのが頼もしい。(後藤寛子)

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