もはやフレデリック自体がジャンル

フレデリック『フレデリズム3』
発売中
ALBUM
フレデリック フレデリズム3
和田アキ子への提供曲のセルフカバー“YONA YONA DANCE(フレデリズムVer.)”、須田景凪との共作曲“ANSWER”といったコラボ楽曲をはじめ、“VISION”や“名悪役”“サイカ”“Wake Me Up”といった楽曲群を通して「『フレデリズム2』以降の極限進化」をまざまざと伝える、3年ぶりの3rdフルアルバム。《承認欲求は飽き飽きです/ほんと飽き飽きです》のフレーズに、タイトなビート感とメロディの躍動感、さらには時代に対峙する不屈のマインドまでも盛り込んでみせた“ジャンキー”。代々木第一体育館ワンマンという新たなステップを前に、《それでも蜃気楼 銀河よりも遠くへ/絶え間ないスピードで 飛び立っていこう》と「その先」へ沸き立つ冒険心を掲げる“蜃気楼”――。カラフルなロックマジックに満ちた三原康司の詞曲、格段に輝度と強度を増した三原健司のボーカルワークはもちろん、バンドにおけるギターの役割を再検証した赤頭隆児の絶演も、変幻自在なリズムに安定感と加速度を与える高橋武のドラムも、既存のジャンルでは因数分解不能な「フレデリックの音楽」の核として響く名盤。(高橋智樹)

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