今回再発されるのは、彼が01年にオーストラリアの電子音響レーベル、ミゴから発表したアルバムのデラックス盤。ラップトップ・スタイルでのパフォーマンスから発展した楽曲は、電子音主体にジェントルなアコギやアコーディオンが寄り添うサウンド。切々とした、人肌の情感である。ディスク2に収録されたボーナス・トラックがノイズ寸前の「音の極北」であるのと比較すると、彼なりのポップ・ミュージックへの志向性も窺えるだろう。その凛とした音は、いまだ古びていない。(柴那典)
ずっとご無沙汰の新作も期待
ジム・オルーク『アイム・ハッピー・アンド・アイム・シンキング・アンド・ア・1・2・3・4〜デラックス・エディション』
2009年05月02日発売
2009年05月02日発売
ALBUM
今回再発されるのは、彼が01年にオーストラリアの電子音響レーベル、ミゴから発表したアルバムのデラックス盤。ラップトップ・スタイルでのパフォーマンスから発展した楽曲は、電子音主体にジェントルなアコギやアコーディオンが寄り添うサウンド。切々とした、人肌の情感である。ディスク2に収録されたボーナス・トラックがノイズ寸前の「音の極北」であるのと比較すると、彼なりのポップ・ミュージックへの志向性も窺えるだろう。その凛とした音は、いまだ古びていない。(柴那典)