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2018年、NHKが主催する『18祭』に出演した際に当時の18歳世代1000人とともにパフォーマンスされ、その模様が後にアルバム『ANTI ANTI GENERATION』に収録されたり、ツアーで観客とともに歌われた映像が公開されてはいるものの、正式なレコーディング音源はこれまで存在しなかった“正解”が待望の音源化。合唱とピアノのみやピアノ伴奏のみのバージョンも含め5トラックがリリースされる。野田洋次郎のコメントによれば、何度もレコーディング話が上がったものの、1000人との合唱体験があまりに鮮烈であったためどのように録音するべきかわからず見送ってきたが、あれからずっと卒業ソングとして歌われ、その音源を耳にしたり、自らもライブで演奏してきた中で、ようやく「あるべき姿」を見出せてきたタイミングが今なのだそう。それにしても、こうして改めて触れてみて思う。当時や今の18歳だけではない、すべての「僕」が立ち向かうまだ答えのない問い=人生のアンセムとして、永く歌い継がれるべき大名曲だ。(風間大洋)(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年3月号より抜粋)
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