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《君はひまわりだ太陽だ/夜を身守るお月様だ》と始まる、ほがらかで軽やかで優しいラブソング。MVでダンスを披露している大原優乃は「底抜けに温かい楽曲」とこの曲を形容していたが、本当にその通り。徹底的にピュアな《君》への愛が止めどなく歌われている。聴いているとなんだか胸の中がむずむずするような曲だ。で、そんな曲をThis is LASTが作ったということがとても重要。というのは、近年リリースされた“Strawberry”から“シェイプシフター”に至る楽曲たちがある意味で菊池陽報の迷いと実験の産物であったのに対して、この曲はスカッとその霧が晴れたような感覚を覚えるものになっているからだ。それと同時に、歌詞が《君と共に生きる歌》というフレーズで終わっていることからもわかるように、この曲はバンドとその音楽を受け取る人との関係性を歌ったものでもある。いよいよ10月には武道館。そこに向けてという意味でも、バンドは新たなモードに突入しているのかもしれない。(小川智宏)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年6月号より)
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