ちょっと孤独な隣のヤツが起こす革命

コンテンポラリーな生活『ぼくらのキラーチューン』
発売中
MINI ALBUM
コンテンポラリーな生活 ぼくらのキラーチューン
あらら。思ったよりも早くここまで来てしまった。「ゆとり」世代の最右翼、コンテンポラリーな生活。飄々と時代感覚を言い当ててみせた前作から3ヶ月。覚悟の決まったロックンロールが届いた。

今、音楽のカッコよさとは熟成するものではなく、「選ぶもの」である。音楽のフォーマットなんて目の前にいくらでも広がっているのだ。踊りたければ踊れる音楽を選んで演ればいい。コンポラの前作はまさにそうだった。アジカンもバンプもラッドも鳴っていた。そしてそのしたたかさがとんでもなくカッコよかった。

しかし、本作はどう聴いてもコンテンポラリーな生活のロックである。己のセンスに気付き、時代を背負おうと覚悟した朝日廉が本作を引っ張っている。その一方で、まだ斜に構えていたい朝日廉も垣間見える。《本当の言葉を伝えてよ/「ありがとう」とかそんなんでいいさ》――と照れて歌う“ゴミ箱人間さん”なんて最高にチャーミングだ。革命は今、孤高のロックスターが起こすものじゃない。ちょっと孤独な隣のヤツがふとした瞬間に起こしちゃうものだ。30回くらい聴いたけどわくわくが止まらない。(小栁大輔)
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