18年ぶりの新作。そしてこれが最後のアルバムとなると言われている。2016年3月に亡くなったMCのファイフ・ドーグの遺作でもある。アルバムは、カニエ・ウェストやケンドリック・ラマー、バスタ・ライムスなど多彩…
2016年終了までにはまだ少々時間があるけれど、惜しい、あと1ヶ月前に出ていれば年間ベスト順位が少なくとも2、3アップしてた(推定)。これぞ、10年代をレペゼンするウルトラ・モダン・ポップ。極初期のブースト…
テイク・ザット時代も含めて四半世紀以上UK国民的アイドル/エンターテイナーの座を占めてきたロビー。移籍第1弾となる本作はタイトルからして彼らしいけれん(ヘヴィに攻めまっせ!)+自嘲ユーモア(UKではライ…
約4年ぶり3作目となるアルバム。噂されていたスクリレックスとのコラボ曲は、収録されなかった。両者から良好な手応えのコメントが発せられていたものの、最終的な結実を見るには至らなかったようだ。先行シングル…
メジャーデビュー10周年アニバーサリーとなる、故郷の神奈川県海老名市と厚木市の大規模な野外ワンマンが、それぞれパッケージ化。海老名公演は2デイズのうち8月28日の模様を、厚木公演も同じく2デイズのうち9月11…
「何だかものすごいエネルギーが渦巻いている!」というような感覚は、でんぱ組.incに対して多くの人が抱くものではないだろうか。各々猛烈にアクが強く、統一感がないとも言える6人が一斉に歌って踊りながら醸し…
フー・ファイターズがオフをとってる間に、ドラムのテイラーがソロを完成させた。過去にもザ・コートテイル・ライダーズ名義で2枚のアルバムを出し、ザ・バーズ・オブ・サタンとかチェヴィ・メタルといったサイド…
ビヨンセにソランジュと、アフリカ系アメリカ人女性アクトによる社会性の強い秀作に胸打たれた今年。その締めくくりを飾る作品がこれだ。 彼女の現行スローガン「すっぴん主義」を地でいく素顔+アフロの白黒ジャ…
10月28日にバンドの公式フェイスブック上でライヴ・ストリーム・イヴェントを行い、その直後に全世界で告知なしでサプライズ・リリースされたアヴェンジド・セヴンフォールドの7枚目、『ザ・ステージ』。アルバム…
今月に最新作の国内盤がリリースされるワイズ・ブラッドと並び、今年一段と株を上げた女性SSWのひとり、と言っていいかもしれない。過去にはボニー・プリンス・ビリーやウィルコの作品で客演を務めたこともある彼…
Nothing's Carved In Stoneといえば、やっぱり超個性的+超技巧的なメンバー4人によるスリリングなサウンドバトルが武器。毎回アルバムともなれば、1枚でお腹いっぱいになる密度の濃さが魅力だった。ところが今作『…
若い世代から支持されてきたAqua Timezも、今作で7thアルバムを数え、メンバー全員が30代後半へと差し掛かった。そのためか、今作は「大人としての自分たちから、若い世代に届けるメッセージ」や「子どもの頃を振…
粋なビートの乗りこなし方、ワクワクするライミングの連発によって、「ラップってかっこいい!」ということを噛み締めさせてくれるラッパーがSKY-HIだ。人生をカジノのカードゲームに喩えて描いている今作の表題曲…
日本語の文法とか、ロック/ポップスのメロディに日本語の歌詞をのせる際のセオリーとか、そういうのもう全部無視して、もしくは無視以前に単に知らないのかもしれないが、とにかくそれに囚われないでノールールで…
マーシャルの山から吹き荒れるメタル・ギターと、綿菓子のように甘いエレクトロ・ポップの融合で注目を浴びた男女デュオの3年ぶり新作。オープニング曲の"It's Just Us Now"=「もう自分たちだけ」という題名から…
たぶん今も大勢いるであろう、ディランの膨大な作品、アルバム群を前にして、どう聴いていったらいいもんかと悩む人への素晴らしいプレゼントだ。50年間の活動、オリジナル・アルバムだけで30枚以上、ヒットや代表…
ショーン・レノンが中心となってリマスタリングを監修するオノ・ヨーコの再発プロジェクト第1弾。今回はジョン・レノンとのコラボレーション・プロジェクトとなった『未完成作品』シリーズも2枚リリースされるが、…
頭の“ルーズ・コントロール”が鳴った瞬間に「制御不能」という言葉が脳内無限ループすること必至の、性急な衝動そのもののロックンロール! デビュー作『1977』リリースの10ヶ月後、全公演ソールド・アウトとい…
元ソニック・ユースのキム・ゴードンと、フリー系ギタリストのビル・ネイスによるデュオ、ボディ/ヘッド。3年ぶりの最新作だが、内容はスタジオ音源ではなくライヴ・パフォーマンスを収録したもの。もっとも、既…
前作『ラブ・イン・ザ・フューチャー』では、ソウルの温故知新を絶妙に乗りこなす姿に惚れ惚れとさせられたものだが、3年ぶりのアルバムではガラリと作風を変え、攻め気を感じさせている。コンテンポラリーの基準…
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