結成15周年を記念して、縁のある様々な人々とコラボをした15曲を収録。お馴染みの曲たちを再構築している本作は、ちょっと変わった味つけのベスト盤としても聴くことができる。岡峰光舟(THE BACK HORN)、有松益…
AAAの一員として既に10年以上のキャリアを誇る、日高光啓 a.k.a. SKY-HI。ソロラッパーとしての実績も今年1月のアルバム『カタルシス』で揺るぎないものになった感があるが、5月の『クロノグラフ』から間を置かず…
国内のロックアーティストがディズニーの名曲をカバーするコンピレーション盤。同シリーズのアルバムはこれまでにも多数リリースされてきたが、全14曲、どれも今回新録されたものである。 ツインボーカルの特性を…
いかにも「燃え尽き上等」みたいなバンドなのに続いてるなあ、枯れないなあ、勢い落ちるどころかむしろ増してるなあ、と、常日頃から思っていたのだが、夏まっさかりにリリースされるこの新しいシングルを聴いて腑…
まずは石毛輝と岡本伸明のバンドシーンへの復帰を祝福したい。2015年をもって無期限活動休止となったthe telephonesのふたりが、女優/モデルの江夏詩織、ドラマーの高橋昌志と新バンドlovefilmを結成。1stアルバ…
この曲、“back numberの歌”と言い換えられるんじゃないかと思う。昨年末にリリースしたアルバム『シャンデリア』は好セールスを記録、ヒットソングを世に送り続け、アリーナ規模のワンマンをするようにもなった…
6年ぶりのソロアルバムである。 アルバムのテーマは「エロ」。卓球個人の性体験や性嗜好を私小説的に表現する。といってもすべてインストで歌や歌詞が入っているわけではないので、それらの内容はすべて音のみで…
新曲なのだが、実は随分親しんでいる。4月からCMでオンエアされ、5月のJAPAN JAM BEACH 2016でも披露した。そして本誌7月号の10ページにわたる山崎総編集長によるインタビューで、この曲が生まれるまでの経緯や背…
BBCが毎年発表する「サウンド・オブ」の13年版で4位につけたローラ・マヴーラ。次のニーナ・シモンとか、新世代アデルなどとかなり乱暴に括られてしまったところもあったが、クラシック音楽の素養を備えながらもR&…
本作で8枚目を数えるカナダ出身の双子デュオ。パンクや90年代オルタナ味が香るトムボーイな初期、元デス・キャブ・フォー・キューティーのクリス・ウォラをプロデュースに迎えたインディ/エモ・ポップ作……と00…
昨年末は東京6公演含め実に10本の日本公演を行ったクリムゾンが、その直前の11月20日にカナダのトロントで行ったパフォーマンスを収録した今作。“ザ・コンストラクション・オブ・ライト”、“レヴェル・ファイヴ…
これはすごい作品だ。音楽が何のためにあるのか、音楽がなしうることは何か。U2は全身全霊を込めて伝えようとしている。 U2最新ツアーのライヴ映像作。10代の頃の無垢なU2と、経験を重ねた現在のU2を、音楽/音響…
ロックは最初の一音で決まる。イントロ一発で否応なく持っていかれるような強烈なインパクトがあるかどうかが勝負だ。そこがダメなロックは、まあ大したモンじゃない。もちろん例外はありますよ。しかしビートルズ…
昨年末に武道館ワンマンを成功させたパスピエの2016年第2弾シングル。グルーヴィなリズム隊によるビートの饗宴は「和」の佇まいを感じさせ、それらと強靭に絡み合うシンセとギター、そして艶めかしくも強かなボー…
7年間を凝縮したベストアルバムは大充実の2枚組。1~13曲目ではこれまでの軌跡を辿り、14曲目には初のCD化となる最新曲を、15曲目には初期の頃から大事に温めてきた未発表曲を収録。それが2枚分ある、という構成だ…
ホット・チップのフロントマン、アバウト・グループのキーボーディスト、またプロデューサー&コンポーザーとして幾多のコラボもこなす等、幅広い活動を続けるアレクシス・テイラー。そんな彼の2年ぶり3枚目となる…
ジャー・ウォブルというと、キース・レヴィンとのタッグで数年前にフジ来日も果たしたメタル・ボックス・イン・ダブでも明らかなように、初期PiLをはじめとするポスト・パンク/UKダブのキーマンという印象が強い…
もともと昨年リリースが予定されていたが、ようやく今年になって日の目を見ると、アデルに次ぐ驚異的なセールスを記録したドレイクの新作。ラップもヴォーカルも自在に使いこなし、ヒップホップとR&B/ポップの両…
ソロ1st『フレクサブル』(84年)と2nd『パッション・アンド・ウォーフェア』(90年)の間に生まれた未発表曲群を実に30年越しで完成させてアルバム化した『モダン・プリミティヴ』と、『パッション・アンド・ウォ…
YEN TOWN BANDは岩井俊二監督の『スワロウテイル』(1996)に登場する架空のバンドだ。プロデュースは小林武史で、ボーカルはChara。これは約20年ぶりの2ndアルバム。映画の中だけの架空だったはずのバンドが、な…
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