1月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』には、6ヶ月に渡って連載されてきたUVERworldメンバーのソロインタビューの最終回・TAKUYA∞が掲載される。
ライブハウスからアリーナまで年中ライブをやり、ほぼ毎日のようにスタジオに入って制作を行い、しかも毎日欠かさず10km走り、アルコールは1年に3回しか飲まないと決め、アリーナでのライブでは前日から会場に泊まり込んで集中力を高め、毎日欠かすことなくファンに向けてのブログを更新する、というアスリートのような生活をもう数年以上も続けている。
以前に、本誌の表紙巻頭で特集で行なった「TAKUYA∞、その半生を語った2万字インタビュー」でも語られたとおり、TAKUYA∞はもともとそういう人間だったわけではない。むしろ、迷い、悩み、過ちを犯す、不安定な半生を歩んできた男だ。
なぜ、この数年前から迷いなく今の生き方へと向かったのか。そしてそれはUVERworldの音楽とどう関係しているのか。
「続・2万字インタビュー」とも言える今回の特集から、発言の一部をお届けする。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=半沢克夫
去年も、まあそこそこに頑張ってたんですけど「そこそこ」だと、年末に嬉し泣きとかできないんですよね。わ、こんなん俺じゃないと思って。まあ、それで1月2日からずっと曲作りをやってるんですけど。だから、このストイックな生き方をしてないと、バランスが取れないんです。俺「マジで一番獲ったる!」ってまだ言ってるわけでしょ、性懲りもなく。ならば、少なくともそれが叶わへんかったとしても納得の人生ではいたいなと思うと、何ひとつ今やってることを疎かにできひんっていうか
始めた当初は、とにかく認められたいとか、そういう反骨精神ばっかりで生きてきたと思う。ここ数年で、いろんな人に認められて、好きって直接伝えられるようになってきて。そういう反骨精神の代わりに、もっと輪を広げたいと思ったし、もっとこの人たちに好きになってほしいっていう気持ちが、UVERworldを頑張るっていうところにつながっているような気がしてて。これが唯一自分がみんなに誇れる、みんなが自分を愛してくれる能力なのかなと思うと、もうこれを伸ばすしかないなと。みんなにもっと深く愛してもらうっていう、頑張りの矛先とベクトルが変わってきた気がします
どんだけ若気の至りに至られとんねんっていうような、ロックバンドってそんなんであってほしいなって。もう至られ倒してるようなローリング・ストーンズをかっこいいと思いますもん
今年も1月1日から、今16日やから、1日も欠かさずもう160キロ走ってますし。とにかくこの不自由な生活をすることで、深さが出て自分の言葉の重みが増すようにしていこうと思って。何か変わってきたっていうよりも、何も変えないっていうのがいちばんの自分のテーマかもしれないですね。だから僕、UVERworldやってる以上は、もう一生走ったろと思ってます
まだまだ足りんすわ、やっぱり。まっだまだUVERworldに可能性感じてるし。とにかくUVERworldしかないし、UVERworldをやりきりたいっていう、それに尽きるんです。完全にやりきった時に、自分の目標に辿り着けてなかったとしても納得できるような、これ以上なかったわって言うてられることがいちばん幸せかなと思って。自分の幸せのためにやってます
続きは2018年1月30日(火)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』3月号で!
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