ゆずが、およそ2年3ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバム『BIG YELL』をリリースする。
3月30日発売の『ROCKIN'ON JAPAN』では、北川悠仁、岩沢厚治へそれぞれ2万字インタビューを敢行。これまでの歩み、北川、岩沢へのそれぞれの思い、そして21年目に踏み出した現在地とこれからが語られている。『JAPAN』の発売に先がけ、その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=小栁大輔 撮影=藤代冥砂
たとえば「俺の歌すげーだろ、聴け!」「俺ってこんな曲書けるんだぞ、すげーだろ」みたいな、そういう感覚は、デビューから一貫して、まるでなかったんです。だからお客さんが喜んでくれることが異常に嬉しかったというか、「喜んでもらえたんだ! びっくり!」みたいな初期衝動が消えないんですよ(北川悠仁)
俺たちは俺たちでしかないし、オンリーワンだと思っていて、なおかつ、よく言われる「国民的」って、ミュージシャンとしては呪縛を背負わなければいけないぐらいの大きな言葉で、どこかで「いやいやいや」みたいな部分をずっと持ちながら、それに時々抗いながらやってきたけど、紅白のトリをやらせてもらったこともあって「俺たちには、そういう部分があるんだ」と腹を決めたんです(北川)
自分たちの作った歌を自分たちの声で歌っているだけで、誰かを元気にしよう!って思って曲を作っていないと思うんです。対・ひとりに思いを伝える曲はあっても、万人に送るメッセージではない気はしていて。だけど、聴き手側の心のなかにも僕らの曲と似た世界はあって、そこに曲が共鳴して、共感して、気がついたらエールになっていたような感じなんです。そういう意味では、スタートはエールじゃないんですよ(岩沢厚治)
一回線引きをしたんです。もうこれ以上、上はない。だったら、一回そのエリア内のボーダーラインまで究めてやろうと思ったんですよ。もう伸びないから、あとは深く掘るしかないと思って。で、そこから考え方が変わって。さらっとやってるようなことでも、実はこんなにすごいことやってんだぜ、みたいな(岩沢)
続きは2018年3月30日(金)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』5月号で!
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