【インタビュー】NELKE、新たな色彩のロックで時代を揺らす! あらゆる「境界」を超えて放つ最新作『In Liminal』を語る

【インタビュー】NELKE、新たな色彩のロックで時代を揺らす! あらゆる「境界」を超えて放つ最新作『In Liminal』を語る

陽キャだけじゃなくて陰キャの味方でもありたい

──そして“Greedy!!”。僕はある意味NELKEをみくびっていたというか、こっちの行き先もあるバンドなんだ!と驚かされた曲でした。かといって無理して守備範囲外に挑んでいる感じでもなくて。

Kei おおー。

RIRIKO よかったー!

タケダ まず「ラップできんだ!?」というね(笑)。

RIRIKO 《<go? wait? go? wait? go?>》ってところのオク下はKeiくんが歌ってくれてるんですけど、いい感じにストリート感が出てて。

伊藤 この小節だけ録ってすぐ帰ったんでしょ? スタンスからラッパーみたいだよね(笑)。

Kei 25分くらいで「もうOK?」「じゃあ帰るわ」って。

──素晴らしい(笑)。これはタイアップへの書き下ろし曲ですけど、テーマ的な出発点としては?

RIRIKO 学生感を出せたらなっていうのと⋯⋯でも芸術系も学べる専門学校なので、入学者は18歳だけでもないんだろうから、そんなに若々しすぎないようには書きました。音色的にも、陽キャだけじゃなくて陰キャの味方でもありたいよねみたいな話をして。

伊藤 ギターは陰キャの味方になってます(笑)。ど頭の低音弦のリフを考えた時にもう、そういう脳みそだったかも。ハッピー感とか明るさは、歌詞や他の楽器が要素として担ってくれてると思ったんで。

──クラップとかコーラスとか。

RIRIKO うん。そういうところも陰と陽の狭間ですよね。

──全体の曲調としてはだいぶ間口が広いですが、ちゃんしおさんはストリングスとピアノの絡みなんかも含め、どんなふうにアプローチしたんですか?

ちゃんしお 陽の部分をRIRIKOがちょっと悩んでたんで──。

RIRIKO そうそう! わたしがそういう曲を書けなさすぎて(苦笑)。見かねたちゃんしーが、フレーズを考えて送ってくれたんですよ。

ちゃんしお わたしの思う明るい曲っていうイメージをピアノで「こんなのどうかな?」って。ピアノ発のコード進行はNELKEにあんまりないから、そこも新しい方向性に行く要素になったなと思います。上物の絡みは4曲とも難しくて悩んだんですけど、特徴的なストリングスと一緒に走っていくようなフレーズを考えられたし、そういうタッチで弾けたと思ってますね。

──そしてさっきも話題に上がったラップ調のパートもあり。

RIRIKO サビあとは1番のAメロじゃないほうがいいと思った時に、ラップやってみるか!って(笑)。本当はもっとメロディっぽかったんですけど、ここはハーフのリズムにしようとトシくんから提案してもらって。

タケダ 自分は高校からラップを聴いてきたから、ここはもうちょっと重めにいこうよって。

──いい意味での遊び心が出ていて。

RIRIKO そうです。もともと遊べるなと思ってた曲だから、Bメロにも謎に琴が入ってたりとか。一曲の中でバラエティの豊かさを出してワクワクに繋がればなって。

──Keiさんはこの曲、どうでした?

Kei NELKEは“Rescue!!”ぐらいしか明るい曲がなかったんで、このタイミングで新しい次のステップへ踏み出すための曲としてもしっくりくるなと。

RIRIKO そうだね。これがもしメジャー一曲目だったら「あれ、NELKEそっちで大丈夫?」みたいになるけど、“Bouquet”と“Chapter”を経て出るから受け入れてくれそう。

Kei うんうん。順番をつけるわけじゃないけど、今作の中でとても好きな曲ですね。


──リリース後にはいよいよホールワンマンですが、心身の準備は整ってきてますか?

Kei ちょうど舞台装飾とかの話も進んでて、どんどん楽しみになってきたというか。今回はLEDのビジョンに映像を投影するんですけど、それも初の試みなので、今までと全然違う見え方になると思います。

ちゃんしお 自分たちでもまだ想像ができないくらいなので。

Kei 雅景さんがVJの案を見せてくれる会があったりもして。

伊藤 遠征先のホテルに全員集めて、とあるアーティストのDVDを「これ観て!」って(笑)。

──高まってきましたね。そして9月にはROCK IN JAPANも決まって。

タケダ ついに!

RIRIKO 決まった時叫んだよね。

Kei 本当に今年の目標にしてたのが「ロッキンに出る」だったし、もともとバンドマンみんなの夢だと思うんですよ。

伊藤 そうそう。あのロゴを背負ってライブできるのが。

Kei たとえば友達にバンドやってるって言って、どこでライブすんの?って聞かれた時に「ROCK IN JAPAN」って言ったら、わかりやすくみんな「えー!」ってなるじゃないですか。

RIRIKO ⋯⋯毎回そういう小物感を入れてくる!?(笑)

伊藤 イキれます、みたいな?

Kei いや(笑)。そのくらい大きなステージだから。

──武道館みたいなわかりやすさね。

Kei そうそう。

RIRIKO 親からもわざわざ連絡来たもん、ロッキン出場おめでとうって。

伊藤 あとは本番までに怪我しないように、健康第一で臨みたいですね。

Kei たくさんフェスに出させていただくし、仕上げていきたいです。

RIRIKO 夏の集大成として進化を見せられるように頑張ります!



ヘア&メイク= 呉 あきえ、Nono スタイリング= 橘昌吾

このインタビューは、発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号にも掲載!
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