エレファントカシマシ @ SHIBUYA-AX

エレカシ今年最後のワンマンは、名古屋とAX2デイズの3本。その最終日だったんだけど、「はい、ここからエレカシは力いっぱい快進撃に入りますのでよろしく」ということを証明するような、観ていてなんかもううれしくなるようなライヴだった。

“この世は最高!”“東京の空”“男は行く”“コール&レスポンス”“今宵の月のように”“ガストロンジャー”などなど、聴きたい曲だらけのベスト・アルバムみたいな選曲だったこと。それらに混じって何曲も披露された新曲達が、いずれもがそれらの名曲群に劣らぬすばらしいものだったこと。そして何よりうれしかったのが、その新曲達のすばらしさが、この日も披露された“悲しみの果て”の頃の――つまり、一度メジャー契約が切れてそこから復活した頃のエレカシの曲達のような、始まりの予感に満ちた、清々しくて明るくてまっすぐな強さを持っていたことだ。

と感じたの、俺だけだったらヤだなあと思ったけど、終演後ロビーでエレキコミックのやついくんに出くわしたら、こっちが何か言う前に、彼もまったく同じ感想を興奮しながらまくしたてていたので、大丈夫だと思う。 11月21日にはユニバーサルへの移籍第一弾のニュー・シングル『俺たちの明日』(もちろんこの曲もやってました)が出ます。そこから本格スタートということで。(兵庫慎司)
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