フライング・ロータスの最新ステージ・ヴィジュアルについて開発者が語る

フライング・ロータスの最新ステージ・ヴィジュアルについて開発者が語る

現在新作『ユー・アー・デッド!』を引っ提げてツアー中のフライング・ロータスだが、DJブースを「レイヤー・キュービック」という複雑な衝立で囲み、ヴィジュアルや照明を反射させることでライヴの視覚的な刺激がさらに高くなっているとファクト誌が伝えている。

今回のレイヤー・キュービックはこれまでフライング・ロータスが使ってきたレイヤー3というステージのセッティングを発展させたもので、より奥行きを出したことで「キュービック(立方体)」ということらしい。舞台装置を共同開発したデイヴィッド・ウェクスラーは次のように語っている。

「レイヤー3を開発した時からぼくたちとしてはイメージのすべてがフライロー(フライング・ロータス)の動きやパフォーマンスやエネルギーが発されているように感じられるライヴにしたかったんだ。ヴィジュアルがアーティストの背後で繰り広げられるだけのスペクタクルにならないで、むしろアーティストを包んでいくようなものにしたかったんだよ」

デイヴィッドはヴィジュアル・アーティストのジョン・キングと今回のレイヤー・キュービックを開発していて、アーティストを取り囲むようにアニメーションやヴィジュアル・エフェクトを映し出すように装置を設計しただけでなく、ライヴ中はデイヴィッドとジョンでそれぞれにフライローのパフォーマンスに合せて即興でヴィジュアルを操作するものになっているのだという。ジョンはパフォーマンスの特徴を次のように説明している。

「パフォーマンスとしてすべてがインプロヴァイズされていくんだよ。フライローがいきなりぼくたちもまったく聴いたことのないようなアブストラクトな音を鳴らし始めることもあるし、すべてがばらばらになっちゃうようなこともまたわるわけでね。フロウやシンクロという意味で素晴らしい瞬間をこれまでに何度も経験してるし、セッティングされたものでもなければ、プログラミングもされていないから、いつもいろんな発見を味わってるんだよ」

レイヤー・キュービックの詳細についてはこちらから。
http://thecreatorsproject.vice.com/blog/step-inside-flying-lotuss-mind-blowing-performance-sculpture

なお、フライング・ロータスは12月に初の単独来日公演を行うことが決定している。

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