トム・ヨーク、レディオヘッドのメンバー集めの裏話や英米の政治情勢を語る
2017.06.14 12:00
『OKコンピューター』の20周年記念盤『OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017』を6月23日にリリースするレディオヘッドのトム・ヨークはデビュー前のメンバー集めや『OKコンピューター』制作当時のことを振り返っている。
BBCのラジオ番組「Radio 6」の「First Time」に出演した際、スージー・アンド・ザ・バンシーズの圧倒的なライブを観に行ったことがきっかけでパフォーマーを志すようになったと明かしたトムだが、「ピッチフォーク」によると、その後観に行ったニュー・オーダーのライブについては次のように振り返っているという。
「その一週間後にニュー・オーダーを観に行ったんだよ。そうしたら、全員で客を罵倒しまくって、そのまま帰っちゃったんだよね。『ああ、こうなっちゃいけないんだな』ってその時思ったよ」
また、最初に知り合ったレディオヘッドのメンバーはコリン・グリーンウッドだったのか、という問いに対しては、次のようなバンド結成の構想を練っていたことを明らかにしている。
「メンバー募集の道筋を頭ん中で思い描いてたんだよね。コリンが、ちょうど僕が辞めたばっかりのバンドに加入したって聞きつけてて。コリンはベースをやってるのに、あのバンドには先がないからかわいそうだなって思ったんだ。それで僕のバンドに入ってもらおうって決めたんだよ。それにコリンの弟(ジョニー)が年下なのにものすごい天才だっていうのも知ってたからね。
それから、ちょっと年上でものすごくうまいドラマー(フィル・セルウェイ)がいるっていうのも聞いてたから、それが誰なのか確かめようとしてたんだ。そして、エド(・オブライエン)はいつもまるでザ・スミスの一員かのように気取ってたむろしてたから、声をかけないわけにはいかなかったんだよ……」