【特別企画】関ジャニ∞、傑作ニューアルバム『ジャム』1週間毎日レビュー①

6月28日(水)に1年7ヶ月ぶりのニューアルバム『ジャム』をリリースする関ジャニ∞。ここ数年、特に音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』を通じて様々なミュージシャン、クリエイターたちとバンド・セッションや音楽についての濃いトークを毎週繰り広げ、紡ぎ上げられた繋がり、加速した各メンバーの音楽への興味、そして絶え間ない努力によって鍛えられたスキルが、まさに濃厚なジャムのように溶け合いながら、アルバムの中に自然と大きく広がった、今の関ジャニ∞だからこそ作れた傑作アルバムになっている。rockinon.comでは、そんな『ジャム』を今日から1週間連続でレビューしていくので、ぜひ毎日チェックしながらリリース日に向けて作品への期待を膨らませてもらいたい。

(毎日レビュー1日目)

M1 罪と夏
M2 今
M3 DO NA I


というわけで、初日はアルバムの冒頭を飾るM1〜M3。このアルバムの音楽的な濃さと、関ジャニ∞の持ち味である気取り知らずの裸のポジティブ・エネルギーの見事な融合を一気に証明して見せる強力な流れとなっている。M1の“罪と夏”は昨年7月にリリースされた35枚目のシングル。改めて、こうして聴くとサマー・パーティー・チューンというカテゴリーの中に各メンバーの個性を活かした音楽的アイデアをこれでもかというぐらいに詰め込みまくったこの曲は、まさに『ジャム』のトップを飾るのに相応しいと感じる。いしわたり淳治作詞、蔦谷好位置作曲・編曲のM3“DO NA I”も、トリッキーで複雑なリズムやブラスのアレンジで、まさに関ジャニ∞に容赦なく「ジャム」をクリエイターたちが仕掛け、それに堂々と7人が応えた、気持ちよいスリルに溢れた1曲だ。しかし何といっても、この冒頭パートの目玉は、すでにMVやテレビ番組でも披露されて話題の、謎のアーティスト・ニセ明の作詞・作曲、菅野よう子の編曲によるM2“今”だろう。ソウルやジャズなどブラックミュージックのテイストが、日本人の性格と身体性に合った形で消化されていて、だから老若男女誰もが自然と体を自由に動かしたくなる、まさに2017年型ポップチューンとしての見事な仕上がり。しかも《いつか目の前 たどり着けたら/苦い思い出を笑える頃かな/未来を超える/今 今 今》と、関ジャニ∞のメンバーが口に出さなくとも、その活動の中で胸に秘めているような熱い思いが、メッセージとして掬い出されている。この繊細で豊かな音楽的思想と関ジャニ∞への深い洞察に基づいたソングライティング――ニセ明って、やはりどう考えても只者じゃないですよね。(古河晋)

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