キュウソネコカミが2017年8月23日(水)にリリースするシングル『NO MORE 劣化実写化』。タイトルだけで汲み取れるテーマにはもはや誤解の余地がなく、失意と悲しみと怒りが渾然一体となった強烈なロックソングとなっていることも伝わるはずだ。
発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号ではメンバー全員インタビューを実施。実写化だけに留まらず、広く表現活動と情報社会を見渡す熱いトークが繰り広げられ、現在のキュウソが向き合う課題と挑戦、また彼らがキャリアの中で見つけたキュウソというバンドのあるべき姿にまで話題がおよんだ。その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=小池宏和 撮影=You Ishii
実際に失敗したと言われている映画を自分で観て。ネット上の評価は低いけど、いくつか面白いのがあって。これはもう、ネットが作り上げた風評被害みたいなもんだなと思って。いろんなものを自分の目で見て、感じて評価しなさいよ、というメッセージは込めました。映画に限らず、何でも(ヤマサキセイヤ/Vo・G)
(“イキがいいのだ”は)いい曲だし、いいメッセージだと思うけど、それを最初からウェルカムになっている画が想像つかない、という感じですね(ヨコタ シンノスケ/Key・Vo)
最近作ってた曲って、依頼されたテーマがあってセイヤさんが歌詞をつけることが多かったんですけど、今回の“NO MORE 劣化実写化”はセイヤさん発信のテーマがあったんで、それも何かワクワクするというか、面白いなと思いました(オカザワ カズマ/G)
僕ら新曲やるときって、わっと踊るというよりも、何を歌ってるんやろう?っていうのを、みんな必死に聴いてるなっていうのがありますね。こっちは、知らん曲やけど盛り上がってくれって言うんですけど、やっぱ聴いちゃうんですよね(カワクボ タクロウ/Ba)
(TAIMANツアーは)僕らが相手をリスペクトしているのは当然やけど、むこうも真っ向勝負してくれるのが嬉しかったですね(ソゴウ タイスケ/Dr)