現在ヨーロッパ・ツアー中で「レディング&リーズ・フェスティバル」への出演も控えているKOЯNだが、ギターのマンキーことジェイムズ・シャファーがチェスター・ベニントンの死について語っている。
カナダのインターネット・ラジオ番組「Loaded Radio」のインタビューに答えたマンキーは、死の知らせを聞いて最初に感じたことを以下のように振り返っている。
「ショックだね。全員このわけの分からないもやもやに捉われた感じだった。どうしてなんだっていうフラストレーションとショックと悲しみがあって、そこにさらに色んな感情が混ざった状態もあって……いろんな感情の起伏のジェットコースター状態の後遺症がそのまま残っちゃってるようなね。というのも、俺たちはあいつをよく知ってたから。あのバンドの連中は全員よく知ってたから」と始めたマンキーは、チェスターの家族やバンドの家族に対して哀惜の念を伝えている。
「ご家族とバンドのみんなが今どんな経験をしているのか、俺の想像じゃとても及ばないけど、チェスターとご家族のみなさんに俺の心をすべて捧げたい。それとみんなのご家族にもね。バンドのみんなのご家族だよ、これで人生が変わる人はたくさんいるだろうから」
また、ミュージシャンと鬱病の関係性についても「健康専門誌の『ヘルス』のサイトに統計が載ってたんだけど、確かミュージシャンは重度の鬱にかかりやすい職業の5位で、それを紛らわそうとアルコールとドラッグに向かいがちなんだけど、余計ひどくなるだけの話なんだって。ドラッグとアルコールの方がいつも勝つことになって、人の方はいつも溺れていくだけなんだ」と発言。
また、クリス・コーネルの死についても触れ、「こんな短い間にクリス・コーネルもチェスターも失うことになって悲しいよ。こんなことはあってはならないことなのに、実際に起きちゃったんだよね。それがしんどかったよ。その死を知って、それを受け入れていくことは俺たちのバンドにとっては本当に大変なことだった。だけど、本人にとって、ご家族にとって、そしてバンドにとってこれはどういう経験なのかって考えると本当に想像もつかないんだ。だから、チェスターとそのご家族とバンドのみんなには、心の底からの哀悼の気持ちを送りたいよ」と自身の悲しみを吐露していた。
なお、KOЯNのギタリストであるブライアン・ウェルチはFacebookへの投稿の中でチェスターのことを「腰抜け」と呼び、賛否両論を巻き起こしていた。ブライアン・ウェルチの投稿の日本語訳は以下の記事より。