ファンクの第一人者、アート・ネヴィルが逝去。享年81歳

ファンクの第一人者、アート・ネヴィルが逝去。享年81歳

ネヴィル・ブラザーズのメンバーで、米ルイジアナ州ニューオーリンズのファンク音楽を生み出した第一人者として知られるアート・ネヴィルが、現地時間7月22日に81歳で逝去したことが明らかとなった。

ニューオーリンズの「Times-Picayune」のニュースを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、アート・ネヴィルのマネージャーを務めるKent Sorrellが、「ミーターズとネヴィル・ブラザーズの創設者であるアート・ネヴィルが、彼の最愛の妻Lorraineに見守られるなか自宅で息を引き取りました」と伝えたという。

1937年12月17日に、ニューオーリンズで生まれたアートは17歳の時にホウケッツに参加。アートは60年代にミーターズを結成してザ・ローリング・ストーンズのオープニングを務め、1977年に兄弟3人と一緒にネヴィル・ブラザーズを結成して30年以上にわたり活動を続けた。

これまでにネヴィル・ブラザーズはエリック・クラプトンやボニー・レイット、ジミー・ヴォーンにB.B.キングといったレジェントとコラボする一方で、ビースティ・ボーイズレッド・ホット・チリ・ペッパーズといったバンドがネヴィル・ブラザーズの曲をサンプリングし、若い世代のアーティストにも多大なる影響を与えている。

アートが最後に属したバンドは、ミーターズのオリジナル・メンバーを含むThe Funky Metersで、昨年末までアートはツアーを続けたが12月に引退。近年は腰に問題を抱え、最近は脳卒中を起こしていたとも報じられている。
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