関ジャニ∞“友よ” “My Story”から続く道、5人はそれでも泥だらけで美しい「物語」を紡ぎ続ける

間違いない。これから関ジャニ∞の5人が紡いでいく「物語」の新章は、きっと、さらに輝かしいものになる。先日リリースされたニューシングル『友よ』に収録された2曲を何度もリピートしながら、僕はその確信を深めた。これまでの活動を振り返ってみれば分かるように、関ジャニ∞ほど、その歩みから「物語」を感じさせてくれるアーティストは珍しいかもしれない。その「物語」とは、もちろん単なるシンデレラストーリーではない。遠回りを繰り返しながら、幾多の逆境を乗り越えながら、必死に今日まで紡がれ続けてきたものだ。

長い下積み時代。関西在住というハンデと向き合い、彼らは原点・松竹座で試行錯誤を重ねてきた。念願のCDデビューを果たした後も、「大阪」というパブリックイメージを少しずつ拭いながら、決して平坦ではない道のりを「バンド」として歩み続けてきた。そして、渋谷すばる、錦戸亮との別れを経て、今、関ジャニは5人になった。何度転んでも、何度傷付いても、真のエンターテイナーを目指して何度でも立ち上がる。関ジャニ∞の「物語」は、そうやって続いてきたのだ。そして、続いていくのだ。

この再出発のタイミングでリリースされた“友よ”には、その決意の想いが込められている。

《答え無き時代に 揺るぎない覚悟/夢見て 打ちのめされて また夢を見るんだ/なぁ友よ/人生って最高だろう?/だからやめられないんだろう》

昨年、渋谷の脱退後にリリースされた“ここに”は、お互いが音楽を続ける道の先で、いつかの再会を祈り合うような楽曲だった。今回の“友よ”も同じで、錦戸へのメッセージソングであるように聞こえるが、同じだけ、自分たち自身を力強く鼓舞するような渾身の響きを放っている。10月25日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』において、関ジャニ∞の5人は横一列に肩を並べ、どっしりと両足を地につけ、まっすぐと宣誓の言葉を轟かせた。そのパフォーマンスは、汗まみれで、泥臭い、だからこそ輝かしくて美しい男の生き様を見事に表していて、僕は強く心を動かされてしまった。

そして、同じく重要な意味を持つのが、カップリング曲"My Story"だ。

《夢を見て過ごした/思い描いた未来とは少し違っても/今まで過ごしてきた時間に嘘はない/はしゃいで転んで笑って泣いて/泥だらけの僕らの物語(ストーリー)》

大倉忠義が紡いだ歌詞は、これまで関ジャニ∞が描いてきた「物語」に確かな意義があったことを伝えているし、安田章大が紡いだメロディは、これから先に広がる未来が晴れやかなものであることを確信させてくれる。もちろん、彼らはこれからも茨の道を進み続けていくだろう。深き音楽的探究心とバンドマンとしての矜持を持って、きっと更なる挑戦を重ねていくはずだ。その過程で、傷付き、迷い、失うこともあるかもしれない。それでも、それが、それこそが、真のエンターテイナーとしての関ジャニ∞の生き様なのだ。僕は、その生き様を映した「物語」に、これからも、いつまでも惹かれ続けるのだと思う。(松本侃士)
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