昨年11月に再結成を果たし、今夏にデフ・レパード、ポイズン、ジョーン・ジェットと合同ツアーを開催するモトリー・クルーだが、同ツアーのチケット売上げ額が140億円を超えたことが明らかとなった。
「Billboard」のニュースを報じた「Kerrang!」によると、すでに同ツアーの一般チケットの売り上げ枚数は100万枚を超えているそうで、その収益は1億3000万ドル(約142億円)にも達するという。
これだけ巨額の収益を挙げている理由として、1枚400ドル(約4万4000円)もするVIPチケットの売上げが500万ドル(約5億5000万円)にも上っていることも関係しているとのことだ。
チケットの売れ行きが好調なモトリー・クルーだが、この成功は昨年公開されたバンドの伝記映画『ザ・ダート: モトリー・クルー自伝』の影響が大きいと見られているという。
バンドのマネージャーを務めるAllen Kovacは、同映画によりバンドの曲のストリーミング再生回数が300パーセントも増加し、全く新しい世代のファンの関心を集めたと述べ、「共同ヘッドライニング(=今回の合同ツアー)が、劇的にチケットの売り上げを伸ばすことはわかっていた」とコメントしていたという。
モトリー・クルーの再結成ツアーの日程は、バンドの公式サイトより確認できる。
なお、ベーシストのニッキー・シックスは、伝記映画の製作のためメンバーが再会したことがバンドの再結成につながったことを以前インタビューで語っていた。