これは、2018年11月16日に開催され、2020年3月6日には第23回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門をはじめ世界各地の数々のクリエイティブアワードを受賞した、amazarashi初の日本武道館公演がオンライン配信されるもの。なお、amazarashiは、配信日の6月9日(火)にデビュー10周年を迎える。
配信では、メディア芸術祭の受賞理由ともなった、オーディエンスとアーティストの新たな関係性を生んだスマートフォンを使った舞台演出が再現されるとのこと。当時演出に使われたスマートフォンアプリ「新言語秩序」は、本配信用にアップデートされ、当時のライブに参加していなかった方でも、全てのコンテンツを楽しむことができるという。また、ライブ映像の配信後には、今回のための書き下ろし楽曲“令和二年”を含む3曲が、秋田ひろむによる弾き語りライブとして特別配信される。
さらに、今回の配信のためにYKBXが書き下ろしたイラストなどがデザインされたオリジナルグッズが、6月4日(木)18:00より数量限定販売される。本公演で販売するグッズの収益の一部は、国立国際医療研究センターに寄付される。
配信情報、アプリ、オリジナルグッズなどの詳細はオフィシャルサイトから。
【秋田ひろむ コメント】
「新言語秩序」は、一般市民同士の相互監視によって言葉が奪われた社会を描いています。
このテーマが時を経て、より深刻に感じられてしまう今の社会のムードが悲しいです。
amazarashiは希望を歌ってきましたが、それは人間の良心に依拠した僕の幻想にすぎません。現実は僕の想像よりずっと無情だったように思います。
この作品を通して、心の中に自問自答や葛藤のようなものが芽生えてくれたら、それが巡り巡ってどこかの誰かの希望になりえるのではないかと、そうであってほしいと願っています。
日本武道館公演のライブレポートはこちら
●配信情報
『朗読演奏実験空間“新言語秩序” Ver. 1.01』
開催日時:2020年6月9日(火) 19:30 開場/20:00 開演
開催場所:amazarashi Official Youtube Channel