【JAPAN最新号】jon-YAKITORYの音楽には、なぜこんなにも孤独と狂気が滲み出るのか? 人生に転がる憂鬱を拾い上げる――そのすべてを語る

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号「Look Up!」にjon-YAKITORYが登場!

「僕がやってることって『あるある』なんですよね」――人生に転がる憂鬱を拾い上げる
jon-YAKITORYの音楽には、なぜこんなにも孤独と狂気が滲み出るのか?

インタビュー=矢島由佳子


ボカロシーンを出発点としたソングライターたちが生み出すサウンドはますます、あらゆるジャンルの要素を巻き込み複雑で新しくて面白いものになっている。しかもそれが多くの聴き手へ届いていく。jon-YAKITORYはそんなシーンの発展を推し進める主犯者のひとりだ。2013年にボカロPとして初投稿し、2020年3月発表の“シカバネーゼ (feat. Ado)”がバイラルヒット。最近では木村拓哉主演ゲームシリーズ最新作『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の主題歌に“蝸旋 (feat. Ado)”を書き下ろした。国内のギターロックやオルタナ、アニソンなどを聴きながら、海外で今ティーンから支持を集める音楽家たちからも多大な刺激を受けて、それらを実験精神と天邪鬼な心で混ぜ合わせるサウンドが実に面白い。しかも歌詞には《お前らのせいだ》《この世は地獄で》など自我や世間と闘う言葉が並ぶ。彼が背負っている生きづらさの正体とは一体何なのか、どうしても探ってみたいと思わせられるのだ。(矢島由佳子)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年12月号より抜粋)



『ROCKIN’ON JAPAN』2021年12月号