【JAPAN最新号】MAN WITH A MISSION、最高傑作『Break and Cross the Walls I』完成! 世界を鼓舞しロックを救う5匹に迫った最速取材

【JAPAN最新号】MAN WITH A MISSION、最高傑作『Break and Cross the Walls I』完成! 世界を鼓舞しロックを救う5匹に迫った最速取材

「ヤッパリロックッテコウダヨネ」「コレガロックンロールダ」ッテイウ。
ソレハ色褪セルコトガナインダナッテ思ッタ

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号にMAN WITH A MISSIONが登場!

最高傑作『Break and Cross the Walls I』完成!
2021年、世界を鼓舞しロックを救う5匹に迫った最速取材!!

インタビュー=小川智宏 撮影=石黒淳二


『WELCOME TO THE NEWWORLD』と宣言して2010年にデビューしたMAN WITH A MISSIONは、この10年の間に文字通り「新世界」を次々と提示してくれた。メタルも、パンクも、ミクスチャーも、デジロックも、ロッカバラードも、このオオカミ5匹に吸い込まれ吐き出されると、これまで聴いたことがないテイストや触れたことがないエモーションを自然とまとってしまう。このどこか魔法のような感覚に僕らは熱狂し衝撃を受けてきたわけで、MAN WITH A MISSIONはまるで「万華鏡」のような存在として、多種多様なロックの幾何学模様を鮮やかに描いてみせてくれた。

そんな彼らには全く揺るがない哲学のようなものがあると思っている。すなわちそれは「自分たちを表現するためのロックではなく、ロックそのものを表現するために自分たちがいる」ということ。エゴというフィルターがないからこそ、MAN WITH A MISSIONのロックは、そのマグマが誕生した瞬間の温度をキープすることができるし、その熱をダイレクトに聴き手へと届けることができる。だからこそヘヴィなサウンドはどこまでも重く、エバーグリーンなメロディはどこまでも突き抜け、クリアなメッセージはどこまでも明解。ロックに対する絶対的な信頼がなければこんな芸当はできないし、これほどのマジックは生まれない。そう、MAN WITH A MISSIONの10年とは、ロックの可能性を信じ続けてきた10年と言っても過言ではないのだ。

そして2021年、彼らは異常なほどのハイペースで活動している。それこそ年明けから新曲を次々とリリースし、夏フェスやイベントにも多数出演しているのはご存知の通り。その極めつけが11月にリリースされるニューアルバム『Break and Cross the Walls I』だ。もともとは2枚組として構想されていたという本作は、「長引くコロナ禍の影響を受ける音楽シーンや、活動を後押ししてくれるファンたちに少しでも早く新たな作品を届けられたら」という思いから連作アルバムとしてリリースされるに至った。この一文を読んでなぜこのアルバムが最高傑作になったのか合点がいった。11年目のMAN WITH A MISSIONに与えられたもの、それは新たな「使命」だったのだ。ロックに対する強烈な憧れはそのままに、この現実があるからこそロックを歌わなければならないという切迫した使命感が今作をどこまでも強くしているし、その異様とも言えるパワーの源泉にもなっている。言わばロックを叩きつける「意味」や「理由」が、彼らの音楽に備わったわけで、それがバンドを押し上げる強烈なブーストにもなっているのだ。ロックの理想や信念を武器にして、生々しい現実と格闘するMAN WITH A MISSIONは、今こそ「究極の生命体」と呼ぶに相応しいのかもしれない。

既に年末のアリーナツアーも発表され、連作2枚目は来春リリースの予定。その快進撃はまだまだ止まるところを知らない。まずは最速となるこの表紙巻頭記事で5匹のオオカミたちの鼓動を感じ取ってほしい。(徳山弘基)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年12月号より抜粋)



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