今年3月にリリースされた“挿入歌”で、
First Love is Never Returnedの名を知った人も多いだろう。実生活の中では「挿入歌」が鳴り出すことなどないと歌いながら、この“挿入歌”は、あなたの人生を彩るように語りかけてくる。ストリングスをまじえたこの鮮烈なミドルバラードはラブネバの新機軸であり、Kazuki Ishida(Vo・G・Key)の歌声のしなやかさ、深さにあらためて気づかされる楽曲でもあった。
札幌発のラブネバの結成は2018年。ブラックミュージックをルーツに感じさせながら、のちに加入するメンバーたちの個性を躊躇なく取り込み、ロックバンドとしての強度も携えていく。「初恋のような、音楽と出会った時の初期衝動を忘れない」という意味を込めたバンド名が象徴するように、その音楽性は常にフレッシュな驚きに満ちている。“挿入歌”も収録された最新ミニアルバム『POP OUT! III』はそんな衝動に溢れた1枚となった。
ラブネバの「ポップ」、今こそ体感すべし。
インタビュー=杉浦美恵 撮影=YUKI KAWASHIMA
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年7月号より抜粋)
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