ビョーク、新作『Biophilia』は自分たちの時代のフォーク・ミュージックだと語る

ビョーク、新作『Biophilia』は自分たちの時代のフォーク・ミュージックだと語る - 2007年作『ヴォルタ』2007年作『ヴォルタ』

新作『Biophilia』が9月26日にリリースされると一部で伝えられているビョークだが、ビョークは『Biophilia』とそのライブは「わたしたちの時代のフォーク・ミュージックだ」と説明している。

6月30日にマンチェスター・インターナショナル・フェスティヴァルの一環としてキャンプフィールド・マーケット・ホールでビョークは新作をライブで披露しているが、それに続いて行われたガーディアン紙とのインタビューで今度の新作はポップ・レコードではあるが「自分としてはフォーク・ミュージックと呼びたいのね。わたしたちの時代のフォーク・ミュージックだ」と説明している。

「わたしはアンディ・ウォーホールとか、いわゆるポップに関わるムーヴメントにはあまりぴんときたことがなくて。わたしにはちょっと表層的に思えたのね。わたしはフォークが好きなの。人。そして人間とね」

アメリカの社会生物学者エドワード・オズボーン・ウィルソンのバイオフィリア仮説を参考にもしているという今回の新作はiPhoneやiPad向けのアプリとしてリリースされるが、ビョークは「わたしの主な目的は、自分自身があまり退屈しないことだった」と説明している。

「自分の好奇心がかきたられていて、刺激を感じられていれば、リスナーもまた好奇心を書きたてられて刺激を感じる可能性はより大きくなるわけだから。だから、要は冒険のプロセスのディテールよりは、冒険の感じそのものをもっと伝えたいということね。なんでもいいけど、とりあえずスイッチが入るものが重要ってこと」

さらに6月30日のライブでビョークはカメラと携帯電話の持ち込みを禁止にしたが、その理由についてはこう語っている。「ツイッターかなんか用の動画を撮っている人たちに向かって音楽を演奏するというのはやりにくいところもあるのね。知り合いとレストランに行ったのはいいけど、その知り合いが喋りながらずっとメールを書いているのと同じで、すごく集中しづらいの」。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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