ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズ、オリジナル・ラインナップ再結成はスラッシュとダフだけでと語る

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズ、オリジナル・ラインナップ再結成はスラッシュとダフだけでと語る - 1987年作『アペタイト・フォー・ディストラクション』1987年作『アペタイト・フォー・ディストラクション』

ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは来年の殿堂入りが決まっているロックンロール名誉の殿堂の式典パフォーマンスでオリジナル・メンバーの一部とのみ再結成ライヴをやる可能性があると語っている。

その一方で、再結成そのものについては自分たちをダシにして金儲けを目論んでいる輩が多すぎるので乗り気になれないとLAタイムス紙に語っている。

「そもそもロックンロール名誉の殿堂が実際どういうものかということについては、俺も意見は複雑なんだけど、これに大きな意味を感じているファンがたくさんいるのは事実だし、みんな殿堂入りを喜んでくれてるわけだよ。だから、その嬉しさは取り上げたくないんだよね」

その一方で再結成についてはこう語っている。「たいがいのマネージャーっていうのはひとつのことしか考えてないんだよね。再結成ツアーを売りまくって自分の手数料をせしめるっていうね。電話1本で稼げるんだからね。半日をあればできる仕事だよ。あるいは、さんざん値を吊り上げていく間はずっと続く仕事っていうか。自分の報酬だけ手にすればその後はバンドが大コケしてもどうでもいいっていうもんなんだよ」。

さらに先頃、オリジナル・ラインナップによる再結成はありえないだろうと語っているドラムのスティーヴン・アドラーに関してアクセルは式典での再結成が実現したとしても、スティーヴンと元ギターのイジー・ストラドリンは呼ばないと語っている。その一方で、これまでさんざん反感を露わにしてきたギターのスラッシュや最近のガンズのライヴでもサポートを務めたベースのダフ・マッケイガンについては一緒にやりたいとしている。

「唯一再結成に見合ってるのはダフとスラッシュだけだよ」とアクセルは説明する。

「別にイジーやスティーヴンに対して個人的になにかあるってことじゃ全然ないんだよ。スティーヴンはやりたがってるんだろうけど、今俺が一緒にやってる連中は全員ものすごくハードに取り組んでるし、本当にハードワークなんだよ。こういうほかの連中と俺はツアーもやってきてるわけで、みんながその後やってきたことも観てきてるわけだから、単純になにが難しいのかってそこが俺にはわかってるんだ。だから、完全な再結成っていうわけにもいかないんだね」。

また、アクセルはバンド内の主導権争いでスラッシュとはうまくいった試しが一度もないと語っている。「俺とスラッシュは常に喧嘩だったからね」とアクセルは説明する。

「イジーも同じようなことをやってたけど、俺とスラッシュの張り合いっていうのは初めて会ったその日から始まったからね。俺たちのところに顔を出したかと思ったら、スラッシュは俺がかけてたカセットを勝手に取り出して、自分のテープを突っ込んでかけて、それから俺に自分のバンドに入れって、こういう調子だったからね。だけど、俺はスラッシュのバンドなんて入りたくなかったし(その後、スラッシュはアクセルとイジーのガンズ・アンド・ローゼズに加入)。だから、初めて第1日目から戦争状態だったんだよ」


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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