エアロスミスの新作にジュリアン・レノンやジョニー・デップらが客演
2012.08.01 14:00
11年ぶりとなる新作『ミュージック・フロム・アナザー・ディメンション』のリリースを11月6日まで伸ばしたエアロスミスだが、この新作にジュリアン・レノンやジョニー・デップ、カントリーのキャリー・アンダーウッドらが参加していて、また、ザ・テンプテーションズの1975年のヒット曲"シェイキー・グラウンド"のカヴァーなどが収録されていることが明らかになっている。
新作について「エアロスミスのカヴァー・バンドとして最強の存在になってきたけど、それにも嫌気が差してきててね」とジョー・ペリーは新作を待望していた心境をそう『ローリング・ストーン』誌に語っている。「みんながみんな"ドリーム・オン"や"ウォーク・ディス・ウェイ"を聴きたがるわけだけど、俺はそうでもないんだよ。だから、今度の新作がまとまってくれて本当に嬉しいよ」。
その一方でアルバム製作中にスティーヴン・タイラーは人気オーディション番組『アメリカン・アイドルズ』の審査員もこなしたことで話題を呼んだが、スタジオでのスティーヴンは常に全力投球だったとジョーは語っている。「スティーヴンの気合いが足りないと感じたことはまったくなかったよ。スティーヴンはあっちの仕事もこなして夜の8時にこっちに来るとそのまま朝の2時までずっとスタジオに詰めてたりしてたからね」。
アルバムは前作『ホンキン・オン・ボーボー』や70年代の数々の傑作を手がけてきたジャック・ダグラスをプロデューサーに迎えていて、また、"ミス・ア・シング"など近年のバンドの楽曲共作者として知られるダイアン・ウォーレンも制作に参加している。その一方でビートルズ風の楽曲となった"Love Three Times a Day"にはショーン・レノンが参加するなど、さまざまな客演も実現している。ショーンについてスティーヴンは本当にいいやつだったと説明していて、「しかもジョンの長男で、あの声とユーモアのセンスまでそっくりでさ。勘弁してくれよって感じだったよ!」と語っている。
ジョニー・デップはより政治的な楽曲に登場しているそうだが、こちらはシングルBサイドになる可能性もあるという。